【 ROCKY通信 】第294回 第104代首相 高市早苗さんのこと | 【公式】社会起業家を育成するソーシャルビジネススクール 社会起業大学

NEWS & BLOGS 一覧

セミナー 一覧

ロッキー林のイロジカルシンキング へ戻る

【 ROCKY通信 】第294回 第104代首相 高市早苗さんのこと

 

メールマガジンご購読者の皆様
 

いつもメールマガジンをお読みいただきありがとうございます。

社会起業大学 学長の林 浩喜(はやし ひろき)です。
 

このROCKY通信では、皆さんが、人生やビジネスのヒントとなるようなお話をさせていただければと思います。

 

皆さんのお役に立てましたら幸いです。

 


 

【 ROCKY通信 】第294回 第104代首相 高市早苗さんのこと

“チェンジメーカー”誕生の瞬間

(引用:https://www.asahi.com/articles/ASTBN2R1YTBNUTFK00XM.html)

 

10月頭に実施された自民党総裁の選出選挙の時点で、高市早苗さんが首相指名を受けたらいいなと思っていた。周りからロッキーは誰推し?と聞かれることが何度かあったが、高市さんと答えてきた。短期間で目まぐるしく変化した与野党の攻防も今日をもって次のステージに入る模様だ。日本初の女性首相が誕生する。伊藤博文以来、140年にわたる総理大臣の歴史が変わる。今日は細かい政策についての議論ではなく、どちらかというとジェンダー論的な視点での話だ。国際的な趨勢では、直近でも政治における女性トップの流れは来ている。頭に浮かぶだけでも長期政権を築いたドイツのメルケルさんやバングラデシュのハシナさん、コロナ禍の対応で名を馳せたニュージーランドのアーダーンさん、ポストポピュリズムの旗手イタリアのメローニさん、2人のママに育てられたフィンランドのマリンさん、75%の支持率を誇った台湾の蔡英文さん等々多くの女性トップが誕生して来た。

 

社会起業大学や地方で主催している社会起業家育成塾で感じるのは、女性の社会貢献意欲の高さだ。変革といった大それたことではなく、身近な社会課題に気づき自分の出来る範疇で社会を変えてゆきたいという意思の強さだ。ともすれば男性の方が保守的で、うまく現状維持しつつ自己実現できたら良いという印象だ。それが失われた30年の根源の一端だと思う。日本はインフレによる物価高や賃上げの進まない状況下で国民の生活は逼迫している。ダウントレンド下で、歴史的節目となるようなチェンジが求められている。正直に言えば、僕はこれまで経済には強い意識を持って生きてきたが、政治にはほぼ無関心であった。だから自分も責任者の1人ということになる。さすがに今回の国政にはこれまでにない関心を持つに至ったが。誰もが日本の行く末に危機感を持っている。普段はあまり国という意識を強く持たない自分ですら。次世代以降に渡すバトンが不具であれば、失われた1世紀にもなりかねない。

 

サッチャー元英国首相と高市早苗さん 2006年

(引用:https://www.sanae.gr.jp/album_tokyo_11.html)

 

高市さんは政治家(ビジョンの実現がゴール)か、政治屋(選挙に勝つことがゴール)か?コメンテーターからは総理大臣になりたいだけの人という揶揄もあるし、女だからというだけで首相に選ばれるのはおかしいという声もある。だが僕はそう思っていない。覚悟をもって政治家使命に邁進する人だと思っている。会ったことも無い人のことを論じるのは無責任だが、TVの画面越しの発言からは本気で日本を変えようとしている政治家という印象を持っている。強さも持ち併せている印象だ。そして今回はこの国から初の女性首相が生まれるという事は大きな意味を持つと思う。ジャンヌダルクとまで言わないまでも。英国のサッチャー元首相のような、政治理念をブラさない首相になってくれたら嬉しい。男性中心の面倒な権力闘争に終始する内向きの政治に負けないで欲しい。

 

直近の公明党との別れ、日本維新の会との連立。波乱含みの展開だったが結果的にこの難局が高市さんにとり良き試練となったと思う。雨降って地固まるだ。石破さんの後を継ぐことになる首相は火中の栗を拾うようなものだといわれているが、それも大いに結構ではないか。変革は平時には起きえない。ぜひこれを好機と捉えて思い切った“CHANGE”を実現して頂きたい。そして政治の世界に限らず、女性の活躍の場があらゆる分野に広がる起点とならんことを!

 


メールマガジン登録(無料)はこちら


    【オンライン開催・参加無料】
    未経験からでも目指せる
    自分の才能を生かして誰かの役に立つ起業家へ
    社会起業家入門セミナー