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【 ROCKY通信 】第288回 頂上対決!ジャガー(井上尚弥)vsゴリラ(ムロジョン・アフマダリエフ)

 

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【 ROCKY通信 】第288回 頂上対決!ジャガー(井上尚弥)vsゴリラ(ムロジョン・アフマダリエフ)

  井上尚弥               ムロジョン・アフマダリエフ

(引用:https://cocokara-next.com)    (引用:https://wbcboxing.com)

 

今週末、いよいよ井上尚弥がアフマダリエフと対決する。今回の試合を動物に例えてみるなら「ジャガー(ナオヤ)対ゴリラ(アフマダリエフ)」だ。アフマダリエフは井上陣営も認める通り過去最強の対戦者だと思う。ナオヤはパウンドフォーパウンドで現在2位であり、ランク外のアマダリエフとは格が違う。しかし、実に嫌な予感を抱かせる対戦相手なのだ。野生の逞しさを感じる。3年前くらいだろうか、ちらほら対戦の話が出始めた頃からこいつは難敵だなと思っていた。きっと大橋ジムサイドにもそういう意識があったのではなかろうか。アマダリエフ陣営は本人も含め、ことあるごとに「イノウエは俺から逃げ続けている」と挑発してきた。やっと巡って来たチャンスに人生を懸けた闘いを挑んでくるだろう。

 

細かい話は抜きにして、ずばり僕の予想はナオヤの8、9ラウンドあたりのKO勝利だ。ナオヤのアドバンテージは圧倒的なハンドスピードとステップインのキレだ。KO率9割を誇りパワーも申し分無いが、スピードは8階級を制した名王者パッキャオに比肩するレベルといえる。相手が効いた時にたたみかける連打は、凄まじいの一言。ストレート、フック、アッパーどのパンチでも決めることが出来るが、今回の鍵を握るのは得意とするストレートのような左ジャブ、そして内臓を抉る左ボディだ。アフマダリエフとは身長リーチはそれほど差が無いが、鎧を着たかのような筋肉量は下の階級から上げて来たナオヤに勝る。フィジカル面の頑強さはとても同じウェイトの選手とは思えない。きっと前半からプレスをかけてくることだろう。サウスポーではあるが、ナオヤは特にそれを苦としていないのでそこは大丈夫。あと少し気になるのがメンタル面も強そうなこと。ウズベキスタン人の彼からすれば、日本は完全アウェーなのだが全く動じる様子はない。普段は米国で練習しているし、アマ時代から海外を転戦していた経験からか、実に堂々としたものだ。戦略面は双方万全だと思うが、ナオヤに関するデータは前戦のカルナデス戦で敵陣営にバッチリとインプットされている。なぜならアフマダリエフのトレーナーはカルデナスのトレーナーでもあるからだ。

 

試合の展開予想は、アフマダリエフが前半からプレスをかけて来て、ナオヤはフットワークを使って出入りしつつ応戦することになろう。ダウンを喫してしまったネリ、カルデナス戦のような強引な序盤の戦い方はしないだろう。3ラウンドあたりには相手のリズムやパンチの軌道を見切り、左ボディでスタミナを削り、終盤に入るあたりで仕留めることが出来るのではないか。今回のナオヤは過去最高のトレーニングが出来たという。スパーリングも国内外の一線級と120ラウンドに及んだ。猛暑の中でのオーバーワークが心配だが、それはアフマダリエフとて同じこと。盤石の井上尚弥の快勝を期待したい。

 


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