12月12日(水)19時00分−22時00分(受付開始は18:30)

障がい者福祉分野へのキャリアチェンジセミナー

福祉作業所で働く障がい者の工賃倍増に挑戦!

社会起業大学では、「障がい者福祉の分野へのキャリアチェンジセミナー」を3回シリーズで開催します。
このセミナーでは、障がい者福祉の分野で活躍している起業家/企業家をお招きし、その取り組みを伺います。
これから障がい者福祉の分野に進もうとしている方が、一歩踏み出すきっかけや、事業のヒントになればと幸いです。

第2回目のセミナーでは千葉県木更津市にある地域作業所hana代表の筒井啓介氏をお招きします。

月額約1万3000円。これは地域の小規模福祉作業所で働く障がい者が得ている工賃の平均金額として、障がい者福祉の専門家の間で広く定着している数字です。それでも、数年前に比べればかなりの改善がされてきたのですが、あまりにも低いと思われる賃金水準は、働く障がい者の現実として、自立を大きく妨げています。

障がい者自立支援法施行後、国も「工賃倍増計画」を打ち出すなど、懸命にテコ入れを図っているものの、なかなか改善していないのが現状です。

そんな中、「全国平均の倍以上の月3万円以上を受け取っている利用者もいます」と明言するのが、地域作業所hana代表の筒井氏。筒井氏は、2000年7月、まだ在学中の弱冠20歳にして「有限会社ネットビジネス」を起業し、地元のコミュニティービジネスの担い手である女性起業家やNPO法人を育成・支援する仕事を10年にわたって続けてきました。30歳になり、それまでの仕事が一応の成果を上げたと考えた筒井氏は「次の10年間に何をするか」に思いを巡らせ、行き着いたのが、「障がいのある人たちの働く場作り」でした。ビジネスの手法を用いて障がい者福祉の分野に広がる大きな課題を解決すべく、市場で受け入れられる魅力的な商品を開発したり、継続的に販売していく流通の仕組みを構築したりすることによって、売上を伸ばし、施設で働く障がい者の賃金を引き上げようという奮闘しています。

企業に勤務できる障がい者は、残念ながら限られています。どうしても企業勤めが難しく、地域社会の中でしか生きられない人もたくさんいます。そんな人たちのための働く場を作り、地域社会の一員として安心して暮らせるように支援していくことは、とてもやりがいのある仕事だと、筒井氏は語ります。

「仕事に人を合わせるのではなく、人に仕事を合わせる」がモットーの筒井氏から、その取り組みに加えて、どのような思いで障がい者福祉の分野へキャリアチェンジし、どのような挑戦を続けてきたのかを伺います。


講師紹介

筒井 啓介 氏

筒井 啓介 氏
地域作業所hana 代表

1980年神奈川県生まれ。
大学1年時(1999年)に市民バンク代表・片岡勝氏に出会い、片岡氏が創設したプレスオールターナティブグループでのインターンを経て、大学2年時であった2000年7月に有限会社ネットビジネスを設立。代表取締役社長に就任。

同年9月、木更津そごう撤退後の8階フロアを行政(木更津市)と提携し、市民活動支援事業「チャレンジセンターLET'Sきさらづ」をオープンさせ、NPOなどの市民団体や市民起業家の中間支援に取り組む。10年間で、当センターから約20組の市民起業家を輩出した。

その一方で、インターネットカフェやパソコンインストラクター、WEB制作などで、収入を得ながら、商店街での空き店舗対策、数多くのイベント企画・実施、TMO事業での新しい街づくり等、地域活性化に向けた幅広い活動を展開してきたこともあり、現在の社会起業家の走りとして注目を集めた。

2005年からは、堂本暁子前千葉県知事の方針に基づき、千葉県で設置されたプロジェクトブレーメン「あなたに合わせた支援を星の数ほど研究会」座長を務め、その後、さらに活動を広く展開していくために、NPO法人ブレーメンの星数支援センター(現在は千葉県地域共生ケア振興センターに名称を変更)を研究会メンバーで立ち上げる。初代理事長に就任。千葉県内に公的制度外の福祉サービスを創出するための取り組みを、千葉県と連携して推進している。

これらの経験から、自分自身も地域問題解決のプレーヤーの一員として、社会事業に取り組みたいと考え、障がいのある方の地域での仕事創りへの取り組みをスタート。2006年には、NPO法人コミュニティワークスを設立し、「地域作業所hana」として福祉作業所を開設。
http://www.npo-cw.net/
http://www.facebook.com/hanakisarazu

現在「地域作業所hana」には、1日20名の障がいのある方が通所され、不要になった英字新聞で作る新聞エコバッグづくり、縫製作業、雑貨の検品・タグ付け作業、内職作業、農作業、メール便配達などに取り組んでいる。直近では、障がい者への最低賃金の支払いという目標に一歩ずつ近づくために、テミルプロジェクト(有名パティシエから直接指導を受けて、障がい者が質の高い“売れる”菓子づくりをする環境や販路等を整備するプロデュース会社)のバックアップのもと、本格的なスイーツの製造と販売に関する新規事業をスタートさせた。

その他、地域活動として、障がい者の自立支援や安心・安全なまちづくりの一環として、2007年には、精神障がい者の積極的な外出支援と障がい者への理解を促進する仕組みづくりとして、精神障がい当事者が落ち着ける場所、活動できる居場所、相談できる機関や、近隣の障がい者施設などをまとめた「君津圏域・心のバリアフリーマップ」を発行し、圏内の駅や公共施設などに設置したほか、積極的な無料配布を行った。

さらに、木更津市内の福祉施設や公的機関、企業などが集まり、障がいのある方が安心して暮らすことができるために、様々な仕組み作りや取り組みをするために設立された「木更津市地域自立支援協議会」にも積極的に関わり、障害福祉の普及啓発に関する様々な取り組みを提案、実施している。


日時12月12日(水)19時00分−22時00分(受付開始は18:30)
場所社会起業大学 MAP
定員30名
当日の流れ19:00〜19:20(20分) 自己紹介と観点整理
19:20〜20:30(80分) 講演
20:40〜20:50(10分) 休憩
20:50〜22:00(70分) 質疑、ワークショップ、ディスカッション
学校からのお願い@自転車でのご来校について  自転車でのご来校は禁止させていただいております。  ご入学後の自転車通学には申請が必要となります。 A喫煙について  建物内および敷地内での喫煙は禁止されています。  千代田区は路上喫煙も条例で禁止されておりますので、  指定の場所での喫煙をお願い致します。  (建物内に喫煙スペースはございません。  お手数ですが、周囲の建物・敷地内にある喫煙スペースを  ご利用くださいませ)   Bゴミについて  社会起業大学ではゴミは持ち帰りをお願いしております。  スクール主催の懇親会等で出るゴミについては、  スクールで処理を致しますが、それ以外に出る個人的なゴミについては  お持ち帰りいただきますようお願い致します。  ビルの廊下に置いてあるゴミ箱へ捨てることについても  お控えいただきますようお願い致します。