「運動と食事で全ての人の健康づくりに貢献する」を掲げて、株式会社健康企画ゆるゆるを設立しパーソナルトレーナーとして活動しています。具体的には年配の方のリハビリ体操や健康体操、パーソナル健康運動指導、稀に企業に対してセミナーの開催などをしています。食事面では下北沢の農民カフェという肉や魚を一切使わない料理だけを提供するお店で、週に一度体に良い物を提供したり、ストレッチやヨガなどの運動などを食事に加えたセットで提供しています。
健康になるためには、運動をするだけでもダメで、適切な食事をするだけでも不十分です。必ず運動と食事の両方が必要です。私は運動指導に加え、薬膳の知識などを背景に自分で健康的で美味しい料理を作って食べていただくことができます。最近は両方を提供するパーソナルトレーナーの方も多いですが、「美味しく健康的な」食事まで提供できる方はまだあまりいないと思います。
まず運動へのルーツは、幼い頃から競技体操などのスポーツに打ち込むなど運動一筋で生きてきたからですね。就職も当初は競技スポーツの指導を志していました。しかし、自分でも予想外なことに、体育教師になって最初の配属は特別支援学校でした。特別支援学校ではそれまで頭の中にあったスポーツを上達させるための指導する世界とは異なり、体が万全でないところをなんとかより良くしていくという指導でした。この特別支援学校での勤務は、運動といってもこういう世界もあるんだなと自分の世界が広がるきっかけになりました。
そのまま体育教師を続けて20年近く経った頃、学校の近隣の人々に運動指導の講座を開催する機会がありました。その時、運動不足の中高年の方たちが多く来られたのです。ちょうどメタボという言葉が世間で注目を浴び始めた頃で、運動をする習慣がなく、やり方もよくわからないという人たちに運動の必要性が高まっていたのです。その人たちを指導し、健やかになっていく姿を見た時に、世界が広がりました。運動好きではなかった人たちから、「すっきりした」、「メタボが改善した」、「血糖値が下がった」など明るい言葉を聞くようになったのです。この時、子供達だけでなく、もっと色んな多くの人の健康のために運動指導をしたいと思いました。ただし、最初は家庭を守る必要もあり、すぐに動き出すことはしませんでした。
色んな多くの人の健康のために運動指導をしたいと思ってから、モヤモヤを感じ10年ほどが過ぎて定年も近くなり、子供も大学を卒業して状況が整い始めたので実際に行動を開始しました。とはいえ、最初は何から手をつけて良いかわからなかったので調べていたところ、社会起業大学を見つけ、入学を決めました。卒業してからも動き続け、卒業してから半年て起業しました。
やっぱり仲間ですね。色んな志を持って、色んな生き方をしてきた人が一箇所に集まる。このような仲間たちと話していると視野が広がるのです。こんな考えがあるのか、こんなことをやりたい人がいるのかと。一人でやっていればなんでも視野が狭くなってしまうので。
集客が難しいですね。起業したからと言ってお客さんが来るわけではありません。目の前のお客さんと丁寧に向き合うのですが、一人でやっているため、それだけで一杯一杯になっていて、なかなか次の集客への手が打てずにいます。もっと色んな人を巻き込んだ形を実現する必要があると感じています。
私はこの事業のターゲットを「全ての人」としています。このやり方はビジネスとしては反対意見の方が多いです。社会起業大学に通っていた頃から何度も指摘をされました。けれども私は障害を持った人たちの運動を指導してきた経歴を持つ一方で、自分自身、体操やトライアスロンなどに没頭したスポーツマンでもあります。健康はその人の能力問わず皆に必要なことなのです。だから障害者や高齢者、中高年などに絞ることなく、健康ための運動と食事を「全ての人」に届けたいと考えています。 事業としては「健康企画」という会社名の通り、健康に関する色んな企画を考えていきたいです。こんなことやあんなことも良いよねと言いながらイベントなどを様々な人を巻き込みながら広がる活動をしていきます。
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