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鴻鵠の志を今【学生ブログ】

私は定年退職を3年後に控えた今年4月、社会起業大学の門をくぐった。

それまで私は東北の小さな町の役場職員だったが、ここ数年、仕事を深めれば深めるほど、無性に空虚感に襲われるといった矛盾に苛まれていた。

このままだと自分を見失ってしまう...。

そう直感した私は、3年前に知った社会起業大学のことを思い出し、すぐ面談を申し込むという行動を起こした。昨年9月下旬のことだった。 そして、その翌週には退職願を提出した。

入学しての感想は、社会起業大学は想像以上に非常に面白い人間の集まりだということ。
そして、実に先生や事務局と生徒との距離が近く、いつも本質を見て語ることが求められるせいか、得られるものの大きさを実感している。

まず何より新鮮でスリリングな出来事は、無料体験授業と開講式における棚卸しワークだった。自分の人生を振り返り、仲間に自己開示するという体験。
もうこの年になると、自己形成の要因をえぐるというような機会はまずない。自分に半ば諦めさえ感じている。
今さらといった感はあったが、忘れていた珠玉の思い出が次々と湧いて出てくるのだった。
そして、自分が何故ここにいるのかが、ひとつのストーリーとなって浮き上がってくる。

私の場合、自意識の高かった10歳前後の少年時代に今の自分の原点のひとつが築かれている。
町内を取材して回りながら、学級新聞や商店マップを作成したり、ある時は児童会の選挙に出馬し、上級生を差し置いて当選したこと等々...。 揺れ動く時代を感じながら、体当たりで奮闘していた自分がそこにはいた。そして一緒に切磋琢磨したかけがえのない仲間がいた。

それから自称「暗黒の時代」を経て大学生となった自分が目指したもの、就職して得られたもの、逆に失ったもの...
社会起業大学に入学して、忘れかけていた自分の様々な原点を次々に思い返すことができた。

社会起業大学では勿論ソーシャルビジネスの起業について学んだが、先生や仲間から多種多様なフィードバックをもらった。
少々打ちのめされたこともあったが、その刺激的な環境の中で、自分自身が行動し続けたことが重要だった。
少年時代から青年期にかけて形成された「人材育成」と「地域振興」への志。今もあの時代を思い出すだけでワクワクする。
現在の私のテーマは、その志の上に立ちながら、自分の生まれ育った町に人材育成と経済活動をマッチングさせた新しい仕組みを創ることである。
よく言われながら成功事例の乏しい「持続発展可能な地域社会」の創造に他ならない。町をデザインし直す時が来たのだ。


第15期・16期 佐々木 光司



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