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起業家・社会起業家コラム

「自分らしさ」を表現する方法。詩人のススメ。

こんにちは。

社会起業大学 事業統括の瀬田川です。

 

 

このブログでは、

私が学んだこと、経験したことの中から、

自分らしく社会に貢献する生き方・働き方を自ら作り出す

ヒントになる情報をお届けいたします。

 

今回は、

 

「自分らしさ」を表現する方法

 

についてのお話です。

 

 

私たち社会起業大学では、

商品・サービスやビジネスモデルを考えるとき、

「自分らしさ」というものを大切にしています。

 

それは、

 

「あなたならではのものは何?」

「なぜあなたである必要があるの?」

 

といった問いに対する答えです。

 

他の誰とも違う「自分らしさ」を発揮することで、

独自性や他との差別化が生まれ、選ばれ続ける事業になっていきます。

 

逆にこの「自分らしさ」がないと、

価格で差別化するなど苦しい状況を招いてしまいます。
(価格で圧倒的優位性を創る仕組みがあれば別ですが)

 

また、「自分らしさ」は共感や信頼の源泉でもあります。

その人自身の原体験やそこから生まれる情熱や想い、大切にしている価値観、あるいは人柄のようなものが伝わっていくからこそ「そんなあなたを応援したい」とか「そういう想いでやっているなら信頼できる」といったことにつながっていくのです。

 

 

そんなわけで

とても大切な「自分らしさ」なのですが、

皆さんは、

 

 

「あなたの『自分らしさ』って何ですか?」

 

 

と聞かれたら、なんて答えますか?

 

 

なかなかこれ表現するのって、

難しいですよね。

 

 

「自分らしさ」を何らかの言葉で表現しなければならないのですが、月並みな言葉だと違いが伝わりません。

 

 

いったいどうしたらいいのでしょうか???

 

 

詩のノート.jpg 

私は、「自分らしさ」を表現するためには、

 

 

「詩人の営みを取り入れること」

 

 

がとても効果的だと思っています。

 

 

究極の「自分らしさ」とは、

「その人の身体の奥にあるその人だけが感じているもの」が表現されたときに認識されるものであるはずです。

 

それは、

言葉の状態であるとは限りません。

不鮮明な映像であったり、色彩だったり、あるいはモヤモヤとした気配や予感のようなものであるかもしれません。

 

そういった頭や身体の中を漂う

言葉以前の茫漠たる”感じ”なのです。

 

そして、

詩人の営みとまさに、

 

言葉という誰もが使う道具を使いながらも、

まだ言葉になる以前の自分だけの”感じ”を表現する試み

 

です。

中原中也.jpgのサムネイル画像

わずか30歳でこの世を去った天才詩人、

中原中也は、その著書「芸術論覚書」の中で、

 

 

「名辞以前」

 

 

ということを言っています。

 

------------

 

一、「これが手だ」と、「手」といふ名辞を口にする前に感じてゐる手、その手が深く感じられてゐればよい。

 

(中略)

 

芸術といふのは名辞以前の世界の作業で、生活とは諸名辞間の交渉である。

 

(芸術論覚書)

--------------

 

なんだか矛盾しているような表現です。

詩人は、言葉で人に伝えなければならないのに、

言葉として名辞する以前の世界での作業が必要だと言っている。

 

でも私は、

この感覚がとても大事だと思っています。

言葉で表現するんだけど言葉を超えている表現。

 

 

そこに究極のオリジナリティが現れる。

 

 

だから、良い詩というのは、

並んでいる言葉は平易でも、並んでいる言葉以上の訴えかけやエネルギーを持っていると感じます。

 

サーカス.jpg

一つ大好きな中原中也の詩をご紹介させてください。

 

「サーカス」という詩です。

 

 

戦争の殺伐とした感じ、凍えや貧しさ、一夜の享楽。

不安定で刹那的でコミカルで恐ろしい・・・。

 

言葉でありながら、言葉では言い表せない中也の独特なメッセージをこの詩からは感じます。(音読することをお勧めします)

 

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サーカス 中原中也

 

 

幾時代かがありまして

茶色い戦争ありました

 

幾時代かがありまして

冬は疾風(しっぷう)吹きました

 

幾時代かがありまして

今夜此処(ここ)での一(ひ)と殷盛(さか)り

今夜此処での一と殷盛り

 

サーカス小屋は高い梁(はり)

そこに一つのブランコだ

見えるともないブランコだ

 

頭倒(あたまさか)さに手を垂れて

汚れ木綿(もめん)の屋蓋(やね)のもと

ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

 

それの近くの白い灯(ひ)が

安値(やす)いリボンと息を吐(は)き

 

観客様はみな鰯(いわし)

咽喉(のんど)が鳴ります牡蠣殻(かきがら)と

ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

 

屋外(やがい)は真ッ闇(くら) 闇の闇

夜は劫々と更けまする

落下傘奴(らっかがさめ)のノスタルジアと

ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん

 

-------------------

 

いかがですか?

 

 

って、すみません。

かなりディープでマニアックな話になってしまいました(汗)

 

 

ですが、やっぱり「自分らしさ」の表現って、

つまるところ、この詩人の営みそのものだと感じるんですね。

 

言葉という誰もが使う道具を使いながらも、

まだ言葉になる以前の自分だけの”感じ”を表現する試み。

 

詩人だけではないかもしれません。

アーティストはみんなこういうことに日々挑んでいるのでしょう。

 

 

今ビジネスとアートを関連付ける書籍がとても注目されていますがそれとも関係あるのだと思います。

 

これまで以上にオリジナリティが問われている時代だからこそ、ビジネスにおいても、芸術家のような、湧き上がってくるものを表現する力が求められているのかもしれません。

 

 

あなたも一度、

自分の詩を書いてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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