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裁判傍聴にいってみた。罪と罰の意味って何だろう?

裁判傍聴にいってみた。罪と罰の意味って何だろう?

 

こんにちは。

 

社会起業大学 事業統括の瀬田川です。

 

 

このブログでは、

私が学んだこと、経験したことの中から、

自分らしく社会に貢献する生き方・働き方を自ら作り出す

ヒントになる情報をお届けいたします。

 

 

今回は、人生初の裁判傍聴に行ったときのお話をしたいと思います。

 裁判所.jpg

1.裁判所ってどんなところ?

2.実際に傍聴した裁判4つと裁判の流れ

3.罪と罰の意味って何だろう?と考えた

 

1.裁判所ってどんなところ?

 

私がいってきたのは、東京地方裁判所というところ。

東京メトロ霞が関駅のA1番出口を出たらすぐです。

 

重々しい雰囲気で、入り口前では裁判への抗議デモのようなこともされていて、若干の緊張を覚えながら中に入ります。

 

すると、

空港にある手荷物チェックと身体検査のゲートがあり、そこを潜り抜ければあとは見学自由と言った感じです。

 

身体検査ゲートをくぐり、手荷物を受け取り少し進むと正面に、いくつかのディスプレイが供えられた台があります。

そこに今日実施される裁判の一覧(開廷表)が掲載されています。

 

裁判所にはよくドラマなんかで見る法廷が、沢山(多分20個ぐらい?)たくさんあって、それぞれの法廷でかわるがわるいろんな裁判がやっています。

 

そこで興味のある裁判を選び、その横に書いてある法廷(204法廷のように番号が振られています)に裁判を傍聴します。

 

傍聴は基本出入り自由。途中入出途中退出もできます。

 

ちなみに、地下にはコンビニやすきや、郵便局なんかもありました。

 

 

2.実際に傍聴した裁判4つと裁判の流れ

 

ということでいよいよ裁判傍聴です。

入口にある本日の開廷表を見て、この日は以下の裁判を傍聴しました。

 法廷.jpg

1つ目

10:00~11:00 風営法違反 50代男性(過去犯罪歴あり)

錦糸町個室マッサージ店における未届風俗営業の実施。

 

2つ目

11:00~11:30 組織的詐欺罪 30代男性

出会い系サイトでの、さくら詐欺メールによるポイント購入料騙しとり

 

3つ目

11:30~12:00 道路交通法違反 50代男性(過去犯罪歴あり)

職務尋問から逃走してスピード違反するとともに4台の玉突き事故

 

4つ目

13:30~14:45 強制わいせつ 50代男性(過去犯罪歴あり)

支援学校に通う高校生にたいする強制わいせつ行為。

  ※証人尋問(被害者の母への尋問)

 

 

裁判の基本的な流れは、以下のようになります。

 

・起訴状朗読:どんな罪で起訴されているかを朗読

・弁護人の証拠請求・証人尋問:証拠の確認

・被告人質問:被告人に対する検察官や弁護人からの質問

・論告:検察官の見解と求刑

・弁論:弁護人の見解

・最終意見陳述:被告人からの最後の意見

・判決宣告

 

裁判所のサイトに傍聴バーチャルツアーという詳しいものが載っていますので、良かったら見てみてください。

<傍聴バーチャルツアー>

http://www.courts.go.jp/osaka/kengaku/virtual_tour/index.html

 

ちなみに、このプロセスが1回で終わるわけではなく、判決の宣告だけの日もあるし、証人尋問だけの日もあります。

 

 3.「罪と罰」の意味って何だろう?って考えた。

 

それぞれに興味深い気づきがたくさんあったのですが、私が傍聴していて思ったのは罪と罰の意味って何だろうということ。

 

 

例えば、1つ目の風営法違反をしてしまったおじさん。

弁護人からの証人尋問では以下のようなやり取りがありました。

 

弁護人:「あなたは、何故これがいけないことなのかわかってまいすか?」

被告人:「はい。女性たちの心や体を傷つけることがありますし、ご近所の風紀を乱すからです」

 

弁護人:「もう二度とやらないですか?」

被告人:「はい。二度とやりません」

 

弁護人:「刑期を終えたらどんな仕事をやるんですか?」

被告人:「昔の知人が小さな貿易会社をやっていて事務の仕事をしないかと言ってくれています」

 

弁護人:「ちゃんと真面目に働けるのですか?」

被告人:「はい。真面目に働きます」

 

そして、弁論では、

 

「先ほどの被告人質問でもありましたように被告人は、罪の意味を理解し、同じ犯罪を起こさない意志も強く、刑期を終えたあとまっとうな仕事に就く準備もありますので、情状酌量をお願いいたします。」

 

と弁護士から述べられました。

 

 

でも、私は正直なところ

 

 

「被告人はまた同じことをせざる負えないんじゃないかな」

 

 と思いました。

 

被告人は、

高校を途中でついていけなくなり仕事に就くも人間関係でうまくいかず様々な仕事を転々とし、現在の仕事についたとのこと。そして、今回の裁判は2回目。前回も同じ罪を犯しています。

 

結局他の仕事をしてもうまくいかず、昔のつてを頼って今の仕事に戻ってきたとのことでした。

 

また、証人尋問のやりとりや意見陳述の話を聞いていると、ちぐはぐな部分や要領を得ないと感じる部分が多く、コミュニケーションが非常に苦手な方のように感じました。

 

 

これまでの経歴とも鑑みると、

どんなに心から反省して、数年の刑期を終えても、なんのサポートもなく普通の仕事に就くのは難しいのではないかと思ったのです。

 

そして、

またこの裁判が繰り返される。

 

そんなイメージが浮かびました。

 

 

罪と罰は、

なんのためにあるのでしょうか?

 

 

1つ目は、刑罰を受けたくないと思わせ、罪を抑止するため。

 

2つ目には、犯罪者に制裁を下し被害者の心理的担を減らすため。

 

そしてもう1つ大切な役割があって、それは、犯罪者が過ちの意味を知り、認知と行動に肯定的変化を起こし、社会の中で適応して行くことを促すためではないでしょうか?

 

 

では、罰金いくらとか禁固何年という罰は、どのくらい社会適応を促すのでしょうか?

 

 

社会適応を促すためには、本人の生い立ちから生まれる認知の歪みや、脳機能、心理特性上の常習性や職業能力、経済的理由などを把握した上で、もっとも効果的な解決策を示すことではないでしょうか?

 

つまり、司法によって裁かれた人は犯罪者という扱いもさることながら、現在の社会にうまく適合する能力を身につける必要のある要教育者、あるいは社会学的病を患った患者と捉え、再教育ないし、治療をすることが大切だと思うのです。

 

 

その意味では、刑罰を実行する刑務所は社会の中でトップレベルの教育機関、ホスピスとして機能すべきで、矯正的な手法ではなく高度に教育学的、心理学的、社会学的、医学的に精緻化された手法が施される場である必要があると感じます。

 

 

たまたまかもしれませんが私が見た裁判は3/4が再犯であり、以前も罰を受けていました。

 

 

これについては様々な観点から考えていく必要が在ると思いますが、罪と罰の社会的機能について考えさせられる一日でした。

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