....ぅぉぉおお゙お゛お゛ーー!!【卒業生ブログ】
自分を説明するもの。たとえば学歴とか、資格とか、肩書きとか...。
そういうものがなくても、自分の存在を自分自身で100%感じることができる。ただ叫ぶだけで。
でも"叫ぶ"って単純なことが、実はめちゃくちゃ難しい。
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なんとなく、自分の表現力を高めたいと思って、ある演劇のワークショップに参加したとき、心の底からの感情を、自分を出せへんことに気づく。
というかそのとき、自分のエネルギーらしきものがあることに気づいた。出せてない何かがある。
「あれ? これヤバいんちゃうん? 俺引きこもってるやん、心が...!!」
今までの自分が、その心が出ようとするのを押さえつける感覚がはっきりとわかって、
ただ冷や汗だけが大量に出て、息が詰まりそうになる。
そのワークショップ後、「やばい、俺引きこもりやん...。」と初めて気づいたと同時に、「ドク、ドク...」と、今まで引きこもっていた自分が出ようとするのを感じる。
なんかジワーっと気持ち悪くて吐きそうな感じになる。
押さえつける自分と、出ようとする自分。どんどんどんどん息苦しくなる。
その後も日に日にドク...ドク...が大きくなるから、すぐにまた他のワークショップに参加してみても、やっぱり冷や汗が出るだけ。
ちょうど中間発表の時期がきて、中間発表中に叫んでみても、全然アカン。
「あ゙あ゙!!なんッでやねん!!!」ってムシャクシャする。
自分のなかで、出ようとする自分が暴れて気持ち悪い。
思いっきり叫んでみようと思ってやってみても、ただ大きい声がでるだけで、出したい自分は出てこうへん・・・。
思い切って、遠く離れた島まで飛んで、社会起業大学のOBである演劇の先生の塾に入る。
そこで、「自己紹介する」という課題が出る。
最初に塾の奥さんが、観る者を引き込む自己紹介をやって見せてくれる。
それにインスパイアされたままに、自己紹介をやってみた。
@始め、今まで通りの無難に生きようとする自分で、無難な自己紹介をする。
Aその後、今まで押さえつけられていたホンマの自分が出てきて(っていう演出)、無難に生きようとする嘘っぱちの自分に本気で
「俺を出せや!!オオッ?!! おまえなぁ、△□&4%mgいmcxr......寂しいやんけぇぇええ!!」と怒る。
やり始めると、ホンマの自分がジワジワ表(おもて)に出てくるのを感じる。
(お・・・今日はなんか違う・・・。いけそう・・・)
Bホンマの自分が出てきた状態(という設定)で、再び本気の自己紹介をしようとしたとき、一瞬、ビクッと体が震え、喉が震える・・・。
あ、今、出る・・・!!本気の叫びが!!!
『ッ・・・・・・う゛・・・ぅぅぅぅぉぉぉぉぉぉおおお゙お゙お゙お゛お゛ーーー!!』
腹の底から、体の芯から、ジワジワ体の表面に向かってググググッと細胞が震えながら目覚めていくのを感じながら、叫ぶ声にもエネルギーが宿っていく・・・。
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・・・そんなふうにして、やっと出たんです。僕自身と、僕の声が。
小さい頃から自分の声には芯がなく、自信がなく、それがイヤで腹式呼吸とかやってみても効果なくて、こういう声なんやろうなって思って諦めていたけど、ちがうかったんです。
そうやってようやく出会えた自分自身で、最後の授業の発表と、修了式で、おもいっきり叫び、歌いました。自分の声で。
心がモヤモヤしていて、そのモヤモヤを解消するために何かやりたいことや、やるべきことを探しているとしたら...。探すより先に、叫んだほうがいいかもしれません。
1年間通って、たくさんの素晴らしい方に出会い、素晴らしい考え方に触れ、感動したこともいっぱいあったけど、自分にとっては、"叫び"より尊い行動はなかったなと思います。
今、たくさん勉強してきて、行動してきて、頑張っているのに、あとちょっとのところで、どうしても乾いた心が潤わないって感じている方、
あとは叫ぶだけかもしれません。
おもいっきり叫ばせてくれるビジネススクールなんて、社会起業大学以外に、ないでしょう。
第14・15期 ミッションマネジメントクラス受講生 (20代/男性/医療従事者)