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起業家の挑戦!パソコン教室で地域の絆づくりに挑戦

虎岩 雅明 氏

株式会社トライワープ 代表取締役
虎岩 雅明 氏

千葉大学工学部情報画像工学科から2005年同大学院卒。在学中の2003年に千葉大学生により、地域でパソコンを教える学生サークル「トライワープ」発足。2004年NPO法人化。西千葉でパソコンを教えることを通して、大学生と地域の交流を図っており、結果としてまちであいさつをしたりお互いに声を掛け合ったりという「絆」創りを行う。パソコンの講習会に加えて、パソコンに対する質問に直接対応をする出張サポートや相談会を行う。

「こんにちは!」あふれる元気な街に

文:第7期生 濱本 陽子 編集:社会起業大学

【団体概要】

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株式会社 トライワープは、挑戦(Try)しなければ飛躍的な変化(Warp)は起こらないと、創業者 虎岩(トライワ)氏の名前も掛けて名付けられた。 2004年 NPO法人 TRYWARPとして西千葉でスタートし、現在ではパソコンライフサポート事業(スマホ・タブレット体験教室)・ WEBプロデュース事業(SNS開発運営)・ フューチャープロダクト事業(蓄電池の製造販売)などを展開している。 大学時代に立ち上げた事業は、パソコンに詳しい人ができない人に難しいことを教えて、1人でできるようになることを目指すのではなく、素人の学生がパソコンに苦手意識を持つ中高年層に「難しいですよね」と寄り添いながら教えていくことで、不安を解消し、生活を豊かにすることができることを目指すという事業。パソコン教室を通じて異世代間交流が自然に生まれ、街で会えば「こんにちは!」と挨拶が交わされるようになった。 また、せっかく覚えたパソコンも日常で使わなければ忘れてしまうので、毎日楽しんで使えるコミュニュケーションツールとして、ネットに不慣れな人でも使いやすい地域SNS「あみっぴぃ」を開発。 さらに、先の東日本大震災から、停電時にでもパソコンなどが使えるようにとデザイン性にも優れた節電型蓄電池の開発も手がけている。

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【原体験〜立ち上げまでの経緯】

就活時代、進路について悩んでいた虎岩氏は色々な人に聞いて回るが、答えは人によって様々。ならば、「自分の選択を自分で正解にして生きていこう」と、就職をするのではなく起業することを決意した。 学生の自分達がお金に換えるために出来ることは何か。 当時、家電量販店でアルバイトをしていた虎岩氏は、来店する顧客が「クリック」や「ダブルクリック」を知らず、何時間も教えるということを何度も体験していた。そこで、「超初心者向けのパソコン教室」のニーズがあるということを事業に出来ないかと考えた。また、もう一つの事業のヒントになったのは、通っていた千葉大学がある西千葉の地域。地域のイベント企画に関わり、西千葉の街が第二のふるさとと思うまでに、街の人達と親しくなり温かさを感じていた。しかし千葉大学生はあまり地域では遊ばずに皆東京へ出て行ってしまう。せっかく4年間関わる地域に疎遠であることはもったいない。地域に愛着が湧けば、友人を連れて戻ってくるはず。地域に人を増やせば、自治体に喜んで貰え、商売として成り立つかもしれない。この2つの考えを組み合わせ、一人暮らしの多い千葉大生が、パソコンに苦手意識を持っている人達に教えることで、パソコンのコンプレックスの解消と、世代を超えた交流という2つのメリットが生まれるのではないかと考えた。 パソコン教室を通じて、今まで知らない人が知り合いになり「こんにちは!」と挨拶しあえば、地域に活力が生まれ街に愛着も湧いてくる。

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【トライワープの面白さ】

こうして走り出した虎岩氏は、「千葉大発ベンチャー始まる-------。詳しくは説明会に来てくれ!」と2000枚のチラシを学生に配り、集まった10人の仲間達と「資本金0円」で事業をスタートした。 パソコンにあまり詳しくないからと尻込みする学生には、「クリック」なら知っているだろ?「ダブルクリック」が出来ればなお良し! 質問されて困ったら「自分にも分からないから、マイクロソフトに聞いてみましょう」と一緒に電話をしてあげて、と声をかける。 講師と生徒が苦手意識=パソコンプレックスをお互いに共感しながら学べることで、パソコンに詳しい人が教える一般的なパソコン教室と差別化をすることが出来た。 「街のこんにちはを作る」ことにも成功し、一時期は大学生の卒業時には教室が花束で埋め尽くされたり、男子大学生がおばあちゃんからバレンタインデーにチョコをもらうような交流が生まれた。 その後、せっかく覚えたパソコンも日常で使っていなければ忘れてしまうため、毎日楽しんで使える地域のコミュニュケーションツール「あみっぴぃ」のSNSシステムを開発した。 これは、ネットに不慣れな人でも使えるようにと当時流行り始めたMixiなどとは異なり、ネット特有の匿名性を排除し本名と本人写真を使用、現実社会で「こんにちは!」と声を掛け合う住人同士のコミュニュケーションを補完するものである。パソコン教室で仲良くなった人達が卒業後も長く親しくしたり学生スタッフとの交流の場となっている。地域SNSの先駆けとして全国からシステムの構築やコンサルティングを求められるようになり、数々の賞を受賞している。 時代の流れとともに、パソコンからスマートフォンやPCタブレットの体験教室へ変えていくなど事業モデルも絶えず工夫を重ね、継続的な収益を上げている。

【講義を受けて】

講義の冒頭に一枚の明るくカラフルな絵を紹介された。この絵は将来こういう会社にしたいと一年がかりで描きあげられた人や空間がつながっているようなイメージである。虎岩氏はこの絵を分割したイラストをデザインした名刺を使われ、集めると元の一枚の絵になるという素敵なものである。 楽しそうに話される虎岩氏の講義を聞きながら、自分でとことん悩み抜いて選択した道ならば、ずっと走り続けていくことができるのだと強く印象に残った。


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